古事記 現代語

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『古事記』 はじめに

  • 2017.07.01

日本神話『古事記』 いまさらいうまでもないけれど、『日本書紀』とともに日本最古の歴史書。 しかし、これより以前にも実は歴史書はあった。   乙巳の変、壬申の乱などにより、天皇家の歴史書『天皇記』『国記』『帝紀』『旧辞』等が焼失してしまった。 天武天皇の命を受けて、奈良時代の和銅5年(712年)に、稗田阿礼(ひえだのあれ)という『帝紀』『旧辞』等の誦習を命ぜられた暗記力抜群の28歳の天才青 […]

古事記 上巻「神話編」1 天地の始まりと神々の誕生

  • 2009.09.06

臣下の安万侶が申し上げます。 そもそも、万物万象の初め、混沌とした大本の部分はすでに固まっていたが、まだ生命も形も現われなかったころのことは、名もなく、また動きもなく、誰もその形を知りようがなかった。 上巻 創世編 1 天地の始まりと神々の誕生(天地開闢てんちかいびゃく) しかしながら、天と地が初めて分れて、高天原たかまがはらという神様が住む場所に、アメノミナカヌシ(天之御中主神)が最初の神様が現 […]

古事記 上巻「神話編」2 国産み

  • 2009.09.06

イザナギ・イザナミ 国産み 「このままではいけない」 そう話し合った高天原のえらい神様たちは、最後に生まれたイザナギとイザナミという男女の神様に、「漂っている地をまとめて、ひとつの大地として固めなさい」 といって、きれいな玉で飾られた天沼矛(あめのぬぼこ)という大きな矛をあたえた。 イザナギとイザナミは、高天原から地上へとつながる天浮橋(あめのうきはし)に降り立った。 そうして一緒に天沼矛を持って […]

古事記 上巻「神話編」3 島産みと神産み

  • 2017.07.01

この二神は、大八島(おおやしま)を構成する島々を生み出していった。 最初にお生みになった子は、淡路島である。 つぎに、伊予之二名島(四国)をお生みになった。この島は体が一つで顔が四つあり、それぞれの顔に名があった。そこで、伊予の国をエヒメ(愛比売)といい、讃岐の国をイヒヨリヒコ(飯依比古)といい、阿波の国をオオゲツヒメ(大宜都比売)といい、土佐の国をタケヨリワケ(建依別)という。 つぎに三子の隠岐 […]

古事記 上巻「神話編」4 黄泉の国

  • 2017.07.01

そしてイザナキは妻のイザナミに会いたいとお思いになって黄泉の国に後を追って行かれた。 そこでイザナミが御殿の閉まった戸から出迎えられたときに、イザナキは「いとしいわが妻よ、私とあなたで作った国はまだ作り終わっていません。だから帰るべきです」と仰せになった。 イザナミはこれに答えて「残念なことです。早く来ていただきたかった。私はすでに黄泉の国の食べ物を食べてしまいました。されどもいとしいあなたが来て […]