第1章 1.記録に残された天日槍の足取り

『アメノヒボコ』には、「最古のヒボコ?」として巻頭にこう書かれている。 (史書の)アメノヒボコに関連する記事は、八世紀の初めに編纂された『古事記』および『日本書紀』(以下『記』『紀』、合わせて『記紀』)に記録されたものが…

第2章 1.天日槍ゆかりの神社にみる足取り

天日槍(以下、ヒボコ)は但馬出石に安住の地を決めるまで、どういう足取りを辿ったのか。 『日本書紀』、『播磨国風土記』にその足取りが記されている。 『日本書紀』ではまとめると次のルートである。 新羅-伊都国-播磨国宍粟邑-…

第2章 2.天日槍と伊和大神の国争い

奈良時代に編集された播磨国の地誌『播磨国風土記』(国宝)の成立は715年以前とされている。原文の冒頭が失われて巻首と明石郡の項目は存在しないが、他の部分はよく保存されており、当時の地名に関する伝承や産物などがわかる。ちな…