世界最古の天皇を仰ぐ独立国家『日本』宣言 国史『日本書紀』

五世紀まで文字を持たなかったこの列島のすがたは、まずは他者すなわち中国の書物に記載されるというかたちで、はじめて文字(漢字)に残されることで最初にあらわれました。他者を通してしかその起源をうかがうことができなかったことは…

【もう一つの日本】物部氏2/4 もう一つの東征 

前:統一奴国 次:もう一つの天孫降臨 『古事記』の神武東征 天皇家の初代カムヤマトイワレビコ(神武天皇)が日向(ヒムカ)を発ち、大和を征服して橿原宮で即位するまでの日本神話の説話である。 『古事記』では、神倭伊波礼毘古命…

1.天地開闢(てんちかいびゃく)1/5 世界の始まり

現在、日本神話と呼ばれる伝承は、そのほとんどが『古事記』、『日本書紀』および地方各国の『風土記』にみられる記述をもとにしています。高天原の神々を中心とする神話がその大半を占めていますが、その一方で出典となる文献は決して多…

高天原神話1/2 アマテラスとスサノオ

乱暴なスサノオノミコト イザナギ・イザナミはさまざまな神々を生み出していったが、火の神カグツチを出産した際にイザナミは火傷で死ぬ。愛する妻を失ったイザナギはその怒りから迦具土(加具土)神を十拳剣で切り殺した(この剣に付着…

出雲神話1/5 「スサノオとヤマタノオロチ」

前:高天原神話2/2 天の岩戸(岩屋) 次:出雲神話「因幡の白うさぎ」 乱暴な所業で高天原を追われたスサノオノ命は、鳥髪(とりかみ)といわれる出雲の船通山(せんつうざん)に降り立ちました。 すると上流から箸が流れて来るで…

出雲神話4/5 「オオクニヌシの国づくり」

前:「八十神の迫害・ 根の国訪問」 次:出雲神話「葦原中津国平定」 オオクニヌシの国づくり 大国主が出雲の美保岬にいたとき、海の彼方から天の羅摩船(あめのかがみのふね)に乗って、鵝(蛾の誤りとされる)の皮を丸剥ぎに剥いで…

【日本神話】3.出雲神話5/5 オオクニヌシの国譲り -葦原中国平定-

前:「大国主の国づくり」 次:出雲大社 『古事記』オオクニヌシの国譲り アマテラスら高天原にいた神々(天津神)は、「葦原中国を統治するべきなのは、天津神、とりわけアマテラスの子孫だ」とした。そのため、何人かの神を出雲に使…