【韓国朝鮮の歴史と社会】(29) 韓国の現代社会と人間関係

1960年代以降、韓国社会は急激な社会変化を経験してきました。都市への人口集中と農村の過疎化、それによる血縁関係の結束の弱体化がある一方で、国民文化として伝統の強調もおこなわれています。 家族関係の変化 伝統的に理想とさ…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(28) 韓国の社会関係

伝統的な社会関係 日本人にもっとも近しい国はどこかといえば、地理的にも同じ島国という国民性からも台湾(中華民国)です。 そしてもっとも歴史・文化・交流・言葉が近いのは韓国です。韓国にはこれまで2度行ったことがあります。韓…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(27) 新世紀の朝鮮半島

2000年に入ると朝鮮半島の事態は一変しました。6月、金大中大統領が平壌を訪問し、北朝鮮の金正日委員長と初の南北首脳会談を実現させました。両首脳は、統一問題の自主的な解決、南北双方の連合、連邦制案の共通性の確認、離散家族…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(26) 南北の対話と緊張

中ソ対立と北朝鮮 建国以来、中国、ソ連と密接な関係を維持してきた北朝鮮にとって、中ソ対立は対応が困難な試練でした。反米闘争の堅持をかかげる北朝鮮は、1960年代前半、ソ連を批判して中国を支持しましたが、文化大革命の開始と…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(25) 南北の国家建設

戦後復興 北朝鮮は1954年、戦後復旧三カ年計画を開始し、ソ連、東欧、中国など社会主義諸国の経済・技術援助を得て、工場再建と都市復興をおきないました。同時に、農業生産力を回復するために農業の協同化がはかられ、58年8月ま…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(23) 朝鮮の解放と分断

国内の抵抗運動 日中戦争の前後から、朝鮮国内での抵抗は散発的、象徴的なものに変質しました。1936年8月、ベルリン・オリンピックのマラソン競技で優勝した孫箕禎の写真を掲載する際に、『朝鮮中央日報』と『東亜日報』が日章旗を…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(22) 日中戦争と朝鮮 

大陸兵站(へいたん)基地と植民地工業化 1937年7月、日中戦争が起こると、朝鮮は軍需物資を生産する後方基地となりました。これに先がけ、36年8月に関東軍司令官を経て朝鮮総督に就任した南次郎は、工業化の推進と産業の統制を…

【韓国朝鮮の歴史と社会】(21) ロシア革命と朝鮮

在外朝鮮人 韓国併合前から、政治的な自由や生活の基盤を求めて国外に移住する朝鮮人が増加しました。そのなかでも朝鮮と国境を接する中国東北地方の領域は「間島(カンド)」とよばれ、在外朝鮮人の活動の一大拠点となっていました。併…